水道代の節約術
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「水の惑星」と呼ばれるほど多量の水が存在する地球ですが、地球上の水のうち、97%は海水、残りの3%が淡水で、その3%のうちほとんどは北極や南極に氷の形で存在していて、人や動植物が利用できる水は、地球全体の0.3%程度しかありません。このまま世界の人口が増え続け、生産活動が盛んになると水の需要は確実に増え、2025年には人口の半分(約40億人)が水不足に陥ると予測されています。 |
●家庭での水使用トップ5
1位:トイレ 2位:お風呂 3位:炊事 4位:洗濯 5位:洗面
●1ヶ月の平均水道使用量
4人家族:26.8m3 2人家族:16.3m3 |
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蛇口はこまめに閉める
当り前のことですが、基本です。水道は1分間に約12リットル出ます。1日10分蛇口を閉めれば、1日120リットルの節水になります。月にすれば、3600リットルもの節水になります。食器を洗っているとき、歯を磨いているとき、体を洗っているとき、シャンプーしているとき、掃除をしているとき、流しっぱなしのことがありませんか?
節水コマを付ける
節水コマを蛇口に付けると、それだけで1分間に約6リットル(物によって違いますが)の節水ができます。ホームセンターなどで買うこともできますが、無料で配布している水道局もあるので一度調べてみてください。(レバー式の蛇口には取り付けられないことがあります。)
トイレでの節水
意外にも家庭での水使用トップのトイレ。トイレでの節水が効果大なのです。一番の節水は、節水型トイレに買い換えることです。従来型のトイレは大1回で20リットル近くもの水が流れますが、節水型なら6リットルで済むものが販売されています。とはいえ、簡単に買い換えられるものではないので、ここはまめに節水しましょう。
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音消しのために流さない
- 音が恥ずかしいからといって水を流すのは止めましょう。そんなことで水を流す行為の方が恥ずかしいことです。
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大・小を使い分ける
- 大・小を使い分けている人とそうでない人では1日6回「小」をするとして、年間でおよそ1160円の違いが出るとか。タンク内に水を入れたペットボトルを入れるという方法がありますが、故障の原因になったり、排水管が詰まったりするのでおすすめしません。
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手洗いはタンク上の水で
- タンク上に手洗いが付いているタイプなら、そこで手を洗いましょう。わざわざ洗面所で新たに水を使うことの無いように。
シャワーかお風呂か
シャワー1分間で約12リットルの水が流れます。一般的な浴槽の容量は200リットル。シャワー約17分間で浴槽1杯分の水を使っていることになります。17分以内に済ませられるのならシャワーの方が使用水量は控えられますが、お風呂の場合は残り湯を洗濯に利用できるので、全体的に見れば、お風呂の方が節水になります。とはいえ、夏場はやはりシャワーの家庭が多いかと思われます。その場合は、節水シャワーヘッドに取り替えてみてはどうでしょうか。水の勢いはそのままで15%程節水できるものや手元のボタンで吐水・止水ができるものなどが販売されています。
洗濯はお風呂の残り湯を使う
洗濯は、お風呂の残り湯を利用しましょう。まだ少し温かいので洗剤が良く溶け、汚れ落ちも良いです。こまめに毎日少量の洗濯物を洗うより、まとめ洗いの方が節水になります。”注水すすぎ”と”ためすすぎ”では、すすぎ効果にそれほど差は無いにもかかわらず、”注水すすぎ”の方が約50リットルも無駄に水を使います。すすぎは”ためすすぎ”で!
洗車はバケツを使う
ホースからの流し洗いの場合、1台240リットルもの水を使ってしまいます。これをバケツ洗いにすれば約30リットルで済みます。さらに雨水を溜めておいて利用すれば、完璧です。
庭の水まきや植木の水やり
スペースがあれば、雨水を溜めておいて利用しましょう。お風呂の残り湯を利用するという手もあります。(入浴剤の入っていないものを利用しましょう)米のとぎ汁を利用すれば、植木の栄養になります。
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