石鹸が人や環境にやさしい理由は?
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どうして石鹸が良いの?

石鹸のように油と水を混じり合わせて汚れを落とす働きをするものを界面活性剤といいます。界面活性剤は「石鹸」と「それ以外(合成界面活性剤)」とに分けられます。
「石鹸」は、動植物の油脂をアルカリで煮たもので、

水酸化ナトリウム(苛性ソーダ)で煮たもの
⇒「脂肪酸ナトリウム(ソーダ石鹸)」固形や粉石鹸
水酸化カリウム(苛性カリ)で煮たもの
⇒「脂肪酸カリウム(カリ石鹸)」液体石鹸の2種類です。
これ以外は、合成界面活性剤を使用した「合成洗剤」です。

石鹸は皮膚に接したとき、汚れていたりミネラルが存在したり、またペーハーが変わったりすると簡単に分解します。この分解性はまた、製造方法にも関係します。石鹸は非常に低温で製造することができます。それは、非常に簡単に分解してしまうということです。一方、合成洗剤、合成界面活性剤は非常に高温、高圧の条件下で製造されます。そういうものは、高温、高圧をかけないと分解できないということです。石鹸は、分解するとまずナトリウムが離れ、そして石鹸カスができます。また排水されて土壌や水中の微生物が天然油脂からできているアルキル基を食べちぎって小さな分子にし、結局炭酸ガスにまでなるといわれています。石鹸はアルカリ性ですが、人間の皮膚は弱酸性。石鹸が皮膚に触れるとさっと反応して分解し、界面活性作用の働きがなくなってしまいます。このことが、石鹸は環境にやさしいといわれるゆえんです。合成洗剤は分解されにくく、いつまでも界面活性作用が残ってしまうため、水生生物に害を与えたりしてしまいます。
また、石鹸の歴史は古く、紀元前3000年頃誕生したといわれています。今日まで、何世代にもわたって使われ続けてきた「石鹸」。そのため、石鹸は環境や身体に害の無いものだということが既にわかっています。その反面、「合成洗剤」の歴史は浅く、19世紀に研究が始まりました。最近では、洗濯洗剤、食器洗い洗剤、掃除用洗剤、シャンプー、はみがき・・・ありとあらゆるものが合成洗剤ですが、環境に与える影響や何世代にもわたって使用したときの人体に与える影響は未知です。

何より、石鹸を使うととても気持ちがいいのです。洗濯は、汚れがすっきり落ちるし、何というか・・残留物を感じないのです。残留物というのは、余計な香りだったり、柔軟剤のあのコーティングされたような感触のことです。合成洗剤を使っている方はピンとこないかもしれませんが、石鹸に切り替えてみると、きっとはっきりと感じることができると思います。食器洗いも同じです。ガラスのコップが「本当の透明」になります。合成洗剤を使っていたときのあの「くもり」はいったいなんだったのでしょうか・・今思うとぞっとします。シャンプーも石鹸がいいです。地肌がスッと軽くなる感じ。実は私は汗かきで、夏には頭の匂いが気になっていたんですが、石鹸に変えてからは、全く気にならなくなりました。私は、背中半分くらいまでのロングヘアですが、質の良い石鹸を選べば、全く問題ありません。固形の石鹸を使っています。髪も顔も身体も石鹸ひとつです。

もちろん、環境に与える影響も考えて石鹸を選んでいるのですが、切り替えてみると、その気持ち良さにはまってしまいました。安心で気持ち良い「石鹸生活」。あなたも始めませんか?
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