洗濯石けんの選び方
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洗濯石鹸の選び方

まずは、品質表示の品名に「洗濯用石鹸」と表示してあるものを選んでください。
※注意:「洗濯用複合石鹸」は、石鹸以外の合成界面活性剤が含まれています。

次に、成分を見ます。「純石鹸分 脂肪酸ナトリウム(脂肪酸カリウム)」の他に書かれているものが、「炭酸塩」か「ケイ酸塩」であれば、石鹸の働きを助けるもので、安心して使えます。これ以外に書かれていたら注意が必要です。

石鹸を水に溶かすと弱アルカリ性になりますが、洗濯物の汚れには酸性の汚れが多いので、汚れた洗濯物を石鹸液に入れると、石鹸が中和されて洗浄力がなくなってしまいます。そこで、洗濯石鹸に添加されているのがアルカリ助剤である「炭酸塩」です。
炭酸塩は、科学名を「炭酸ナトリウム」といって、水に溶かすとアルカリ性を示します。この炭酸塩は、少しくらい酸を加えてもpH(アルカリ性の強さ)が変わらないという性質があるので、洗濯石鹸に炭酸塩を加えると、酸性の汚れが溶け出してもpHがあまり変わらないので、石鹸の洗浄力が落ちません。さらに、炭酸塩自体にも洗浄力があるので、石鹸と助け合ってさらに洗浄力がアップします。汚れの程度に合わせて、配合率で洗剤を選んでください。ケイ酸塩は、岩石に含まれる鉱物の一種で、炭酸塩と同様、アルカリ助剤として用いられます。

粉か液体か?
炭酸塩を含まない洗剤は、毛・絹洗いや手洗いに適しています。液体洗濯石鹸は、手軽ですがアルカリ助剤を含んでいないか、含んでいても少量なので、汚れに弱いということに注意しなければなりません。普通の洗濯に使う場合は、アルカリ助剤として炭酸塩やセスキ炭酸ソーダを加えると良いでしょう。
※注意:液体石鹸の中に炭酸塩やセスキ炭酸ソーダを直接入れると、ゲル状に固まってしまいますので、先に炭酸塩やセスキ炭酸ソーダを溶かしてから洗剤を入れてください。

液体洗濯石鹸に含まれている純石鹸分は30〜40%程度です。粉石鹸は60〜70%ですから、同じ汚れを落とすのに、液体洗濯石鹸の方が使用量が多く必要になります。コストの面から考えても、私は粉石鹸をお勧めします。ただ、洗濯の途中で泡立ちが少ないな、と感じた時には、粉石鹸を追加すると溶け残る心配があるので液体石鹸を追加します。用意しておくと便利です。  ⇒液体石鹸

原料の油脂
廃油や米ぬかが主体の石鹸は、20度程度のぬるま湯でも良く溶けます。普段着洗いには十分な洗浄力で、扱いやすい石鹸です。牛脂やラードを主体とした石鹸は、40度以上の水温が必要ですが、頑固な汚れもよく落ちます。ご家庭の洗濯物の汚れ具合によって選択してください。ちなみに私は、米ぬかが原料の石鹸を使っています。冬場の朝、昨夜のお風呂の残り湯でも溶け残らないし、クエン酸を入れなくてもふわふわに仕上がります。国内で原料がまかなえる点も選んだ理由の一つです。  ⇒米ぬか原料の粉石鹸
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